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OracleLinux8.6 : SSH接続 ファイアウォール NTP サーバー

1.SSHによるリモート接続の設定

SSHはサーバーへリモートで接続するためのサービスで、基本的にはOSインストール直後に動作していますが、デフォルトの設定ではややセキュリティに難があります。
ここではデフォルトの設定を変更してssh接続のセキュリティを高める設定を行います。

1.1 SSHサービスの設定ファイル変更

SSHサービスの設定を変更するために設定ファイルを変更します。
SSHサービスの設定ファイルは"/etc/ssh/sshd_config"になります。

 

17行目「Port 22」今回は「Port 2244」に変更して進めていきます
20行目「#ListenAddress 0.0.0.0」の「#」を削除します
44行目「PermitRootLogin yes」を「PermitRootLogin no」に変更
rootユーザーはユーザー名が既に判明しているためパスワードが判明すると、管理者権限でサーバーへログイン出来るため、これを拒否する設定を行います。

SSH の再起動

このままでは次に再起動したときSSHによるリモート接続ができなくなるので、次のファイアウォールの設定でSSHポート2244番を解放してください。

2.ファイアウォール(firewalld)の設定方法

Oracleではファイアウォールはfirewalldがデフォルトに設定されており、OSインストール時に有効になっています。

「firewalld」について簡単に説明すると、通信制御のポリシーを設定する場合、事前に定義されたゾーンに対して通信の許可・遮断ルールを適用し、そのゾーンを各NIC(ネットワークアダプタ)に割り当てていくという方式になっています。

2.1 「firewalld」を制御するための「firewall-cmd」コマンド使用方法

1)「fierwalld」の状態や設定内容を確認するためのコマンド

①firewalld稼働状況確認

または

➁defaultゾーン設定を表示
上記の例ではサービス「 cockpit」「 dhcpv6-client」「 ssh」が許可されていること等がわかります

③「--permanent」オプションについて
サーバの再起動や「firewalld」サービスの再起動で設定が消えてしまわないようにするためには、

「--permanent」オプションを使用して設定を行う必要があります。その際、「--permanent」オプションを指定して設定を行った場合は、そのままでは「firewalld」に設定が反映されないため「fiewall-cmd  --reload」で設定を反映させる必要があります

④起動・停止方法

「firewalld」は「systemd」で制御されているので、起動と停止には「systemctl」コマンドを使用

2.2  変更したSSHポート2244番を解放する

2244 port が追加されている

3.Windowsからリモート接続

Windowsでの設定

Windowsからリモート接続するための設定を始めます、ターミナルエミュレーターは「Tera Term」を使用します。
Tera Termを起動し、起動画面のキャンセルをした後、Tera Termメニューの「File」から「New Connection」を選択する。

「サーバーのIPアドレス」「TCPポート番号」の箇所は各自で設定したものを入力します。最後に「OK」をクリック

「OK」をクリックすると、セキュリティの確認の画面になるので「Continue」をクリック

次の画面になるので、「User name」Passphrasee」を入力し、「OK」をクリック

情報が正しければ下図のように正常にログインできるはずです。

4.NTP サーバーの設定

サーバの時刻を日本標準時に同期させるNTP サーバーを構築します

①Chrony のインストールと設定

②chrony を再起動しシステム再起動後も chrony を有効にします

③firewallでNTPポート解放

④chronyd のステータス( 動作 )の確認

*印がついていたら同期ができています。 (起動してから同期までに10分ぐらいかかります。)

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