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OpenSUSE15.3; Clamav ( アンチウィルスソフト) ,  Mail Server 導入

1. clamav ( アンチウィルスソフト )の導入

1.1 Clamav をインストール

1.2 定義ファイル更新

①ウイルス定義ファイル更新設定

②ウイルス定義ファイル更新

最後にWARNING: Clamd was NOT notified: Can't connect to clamd through /run/clamav/clamd-socket: No such file or directory と表示されますが問題ありません

1.3 動作確認

①システム全体をスキャン
■ウィルスが検出されなかった場合

■ウィルスが検出される場合
テスト用ウィルスをダウンロードし、スキャンする

1.4 ウィルススキャン自動実行スクリプトの導入

①スクリプト保存ディレクトリーの作成

②自動実行スクリプト作成

clamscan.sh を次の内容で/srv/www/systemに作成

スクリプトに実行権限を与える

sys ディレクトリ、proc ディレクトリは仕様でスキャン出来ないため、対象外にする

ウィルススキャンの定期実行設定

「/srv/www/system/clamscan.sh」を実行し、システム全体をスキャン

2.  メールサーバー インストール

2.1 前処理

①新規ユーザーの為の前処理
今後、新規でユーザーを追加した場合、自動的にメールの送受信ができるよう設定をします

②既存ユーザーのメール環境前処理
すでに作成してあるユーザーがメールの送受信が出来るよう設定をします。
「一般ユーザー名」の箇所は、あなたが作成した一般ユーザーに変更してください。

2.2 Postfixインストール

①Postfix をインストールして SMTPサーバーを構築します

②Postfix設定
メール不正中継防止に、後述の Dovecot の SASL機能を利用し、送信にも認証を要求するように Postfix を設定します。

③Firewalld を有効にしている場合は SMTP サービスの許可が必要です。SMTP は 25/TCP を使用します

2.3 Dovecot インストール

①インストール

②Dovecot設定

Postfix に SASL 機能が提供できるよう Dovecot を設定します。

③Dovecot起動と自動実行

④Firewalld を有効にしている場合は POP/IMAP サービスの許可が必要
POP は 110/TCP, IMAP は 143/TCP を使用します

2.4 作動確認

フリーのメールクライアントThunderbirdにアカウントを設定して作動確認します。
ただし、お使いのプロバイダーによっては送信サーバーに587番ポートを使用する場合がありますので
firewall設定で587を解放しておきます。

Thunderbirdを起動し、「ツール」メニューから「アカウント設定」選択  ↓

「アカウント操作」の「メールアカウント追加」選択  ↓

次の通り各項目に入力し、「手動設定」クリック  ↓
あなたのお名前 : 任意の名前
メールアドレス : <メールサーバのユーザー名>@<ドメイン名>
パスワード   : メールサーバのユーザー名のパスワード

下図の通り設定するが、お使いのプロバイダが送信サーバーで25番ポートが許されている場合は「587」のかわりに「25」でもよい。「完了」をクリック  ↓

警告画面が出ますが下図のようにチェックを入れ「確認」をクリック

次の画面になれば成功

3. Mail サーバー : Postfix + Clamav + Amavisd

Postfix と Clamav を連携させて 送受信メールをリアルタイムスキャンできるように設定します

3.1 Amavisd および Clamav Server をインストール

3.2 Amavisd を設定

①設定ファイル編集

②起動と自動実行設定

3.3 Postfix の設定

4.ウィルススキャンスクリプト置換

ウイルスチェックスキャン後指定メールアドレスに通知するよう設定する。
① ウィルススキャン除外ディレクトリリストを作成
②既存スクリプトを無効化して、新ウィルススキャンスクリプトを作成
新しい「clamscan.sh」の内容
これでウイルスがあればメールにて通知されます。ウイルスがなければ通知が来ません。
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