「業務用エアコンのエラーコード」はこちら

RockyLinux 9.1 ; Suricata , Tripwire , Chkrootkit インストール

 Suricata インストール

SURICATA IDS/IPSはネットワーク上の通信を監視し、不審なトラフィックを検知するオープンソースのIDSです。基本的な仕組みはシグネチャ型であるため、あらかじめ設定した不正な通信を検知できます。また、Suricataは検知だけでなく防御も行えることが特徴です。

1.事前準備

①EPEL リポジトリをシステム上で有効化する

②システムのアップデート

2.Suricata のインストールと設定

①Suricata のインストール

②Suricataがネットワークパケットを検査するインターフェースとIPアドレスを決定

③設定ファイルを編集

④Suricataのルール更新

<Warning> -- [ERRCODE: SC_ERR_CONF_YAML_ERROR(242)] - App-Layer protocol sip enable status not set, so enabling by default. This behavior will change in Suricata 7, so please update your config. See ticket #4744 for more details.
上記のような警告が出るが無視できるものと思われるので、このまま進めます

⑤Suricataの起動

⑥Suricataの起動確認

ログを確認

統計情報を確認するには、stats.log ファイルを確認します(デフォルトで8秒ごとに更新)

より高度な出力であるEVE JSONは、以下のコマンドで生成することができる

3.Suricata のテスト

①curl ユーティリティで ping テストを実行

②ログに記録されたかどうかを調べるため、アラートログを確認

4.Suricata Rulesの設定

①Suricataにパッケージされているルールセットの表示

②ルールセットを提供するソースのインデックス一覧

③ソースを有効にする(et/openを有効にする場合)

アップデートを実行

Suricata service再起動

5.Suricata Custom Rulesの作成

①カスタマールールを含むファイルを作成

②設定ファイルを編集(新しいルールのパスを定義)

 ③設定ファイルのテスト

Suricat service再起動

④Custom Rulesの適用テスト
同一ローカルネットワーク上の別のデバイスでpingを実行し、ログに記録されたかどうかを確認する

JSON形式のログを取得するには、システムにjqをインストールする

下記コマンドを実行し、同一ローカルネットワーク上の別のデバイスでpingを実行する

Tripwire インストール

1.ダウンロード、インストール

2.パスフレーズ設定

サイトパスフレーズとローカルパスフレーズを設定する

3.Tripwire の設定

①設定ファイル編集

②Tripwire 設定ファイル(暗号署名版)を作成

③Tripwire 設定ファイル(テキスト版)削除

④ポリシーファイル設定

twpolmake.plの内容

⑤ポリシーファイル最適化

⑥最適化済ポリシーファイルを元に、ポリシーファイル(暗号署名版)作成
⑦データベースを作成、動作確認

テスト用ファイルを削除

⑧Tripwire 定期実行スクリプト

tripwire.shの内容

⑨Tripwire 自動実行スクリプト実行設定

参考: メールで結果報告用スクリプト

下記コマンドを実行し、指定したメールアドレスにtripwire実行結果が通知されることを確認

Chkrootkit インストール

①chkrootkit をダウンロード、インストール

➁/root/bin ディレクトリを作成し、そのディレクトリにchkrootkit コマンドを移動
➂chkrootkit を確認します。
Checking `chsh'... INFECTED

上記の表示が出る場合はおそらく誤検知だと思います。

④chkrootkit 定期実行スクリプトの作成と権限変更

定期実行スクリプトの内容

chkrootkit実行スクリプトへ実行権限付加

⑥chkrootkit が使用するコマンドをバックアップ
chkrootkit が使用するコマンドが改ざんされた場合、rootkit を検出できなくなるので、
これらのコマンドをバックアップしておきます。
必要な場合は、バックアップしたコマンドを使用してchkrootkit を実行します

⑦コピーしたコマンドにchkrootkit を実行

何も表示されなければ問題ありません

⑧バックアップしたコマンドを圧縮
⑨chkrootkit使用コマンド(圧縮版)をroot宛にメール送信
⑩Windows にchkrootkit_cmd.tar.gz ファイルをダウンロードして退避
⑪バックアップしたサーバー上のコマンドを削除
タイトルとURLをコピーしました