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OracleLinux9.2 : OSインストール後の初期設定

1.bash補完機能拡張パッケージのインストール

2.SELinuxの無効化

まず、selinuxを無効化します。selinuxはLinuxの監査やセキュリティを向上させる機能ですが、有効になっているとサービスの動作や、設定内容にかなりの制限が出てきます。そのため、基本的には無効にする場合が多いのが実情です。
SELinuxの動作モード
Enforcing : SELinux機能は有効でアクセス制御も有効
Permissive : SElinuxはwarningを出すが、アクセス制限は行われません
disabled : SElinux機能・アクセス制御ともに無効
①現在のSELinuxの状態

②[permissive]モードへの切り替え

③[enforcing]モードへの切り替え

④SELinux を完全に無効化する場合は、以下のようにカーネルコマンドラインに selinux=0 を追加して再起動が必要です。

※ SELinux 有効に戻す場合は以下 (変更後は再起動)

3.システムの最新化

OSインストール直後にはできるだけ早期にパッケージのアップデートを行います。
しかし、dnf updateを行うと、カーネルアップデートも同時に行われます。
カーネルアップデートを行うと、システムの再起動やサービスの停止が必要だったり、最悪カーネルパニックが発生して、システムが起動しない場合があります。カーネルを除外してアップデートする方が賢明です。
dnf -y updateの後ろに「--exclude=kernel*」を指定して実行することで
カーネルをアップデート対象から除外することできます。

4.セキュリティ対策のため停止するサービス

次の不要と思われるサービスを停止します。

atd 単発的にスケジュール化した コマンド を実行させるデーモン
kdump システムがクラッシュした時、原因を特定するためのdumpファイルを保存してくれるサービス
lvm2-monitor論理ボリュームマネージャー(LVM) 利用時の障害監視のためのデーモン
mdmonitor ソフトウェアRAID 監視サービス
smartd ハードディクスのS.M.A.R.T.による自己診断機能情報を取得する
tunedCPUガバナーを利用して強制的にCPUを最大パフォーマンスで動作させる

5.リポジトリーの追加

5.1 EPEL repository を追加

5.2 Remi's RPM repository を追加

6.ネットワークの設定(コマンドラインで設定の方法)

6.1 ホスト名の変更

試しにホスト名をLepardに変更します

6.2 固定IPアドレス設定

OSインストール時にデフォルトの DHCP による IP アドレス取得の設定になっている場合は、必要に応じてネットワークの設定を変更し固定IPアドレスにします。

先に自ネットワークインターフェースの名称を下記コマンドで調べる
今回は「ens160」である

Oraclelinux8ではnetwork-scriptsにあったifcfg-xxxファイルを書き換えて変更できましたが、Oraclelinux9ではifcfg形式は非推奨で、デフォルトでは、NetworkManager はこの形式で新しいプロファイルを作成しなくなりました。「nmcli」コマンドで変更します。
固定IPv4アドレスを「192.168.11.83」に変更します。

7.ネットワークの設定(GUIで設定の方法)

7.1 固定IPアドレス設定

OSインストール時にデフォルトの DHCP による IP アドレス取得の設定になっている場合は、必要に応じてネットワークの設定を変更し固定IPアドレスにします。今回はネットワークインターフェースの名称「ens160」である

IPv4設定のアドレスを変更する

7.2 ホスト名の変更

試しにホスト名をLepardに変更します

8.Vimの設定

①Vim拡張機能のインストール

②Vimの適用と反映

③ユーザー固有環境として Vim の設定

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