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ファイルシステムを検査する

ファイルシステムを検査する

ファイルシステムに問題が疑われる場合、fsckコマンドを使用してファイルシステムの検査を行います。
fsckコマンドを実行するとファイルシステムに異常がないかを検査し、異常があると、その内容により返り値を表示します。
また、異常が発見されない場合には、ディスクに含まれるファイル数、使用しているブロック数、使用可能なブロック数を表示します。
引数なしでコマンドを実行した場合には、/etc/fstabに記述されているすべてのデバイスを検査の対象とし、引数にデバイス名を指定して実行した場合には、指定したデバイスのみを検査します。

注意
検査が行われている途中でディスクアクセスがあるとシステムが破壊される恐れがあるので、fsckコマンドを実行する場合にはアンマウントできるボリュームはアンマウントし、/が置かれたボリュームを含む場合は、シングルユーザモードで実行するのが安全です。

[root@Lion ~]# fsck /dev/sda  ←デバイス「/dev/sda」を検査
fsck from util-linux 2.23.2
e2fsck 1.42.9 (28-Dec-2013)
/dev/sda is mounted.WARNING!!! Running e2fsck on a mounted filesystem may cause
SEVERE filesystem damage.Do you really want to continue (y/n)? yes ←対象ボリュームをアンマウントかシングルユーザモードで起動しているなら「y」を入力します。/boot: recovering journal
/boot: clean, 35/26104 files, 15397/104388 blocks  ←異常がなければ「clean」と表示されます。

fsckコマンドで異常が発見された場合の返り値
1:ファイルシステムの異常が修復された
2:システムを再起動する必要がある
4:ファイルシステムの異常が修復されないで残っている
8:操作エラー
16:利用法、または文法エラー
32:ユーザの操作によりキャンセル
128:共有ライブラリエラー

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