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vmstat コマンド

LINUX よく使うサーバー管理コマンド

vmstat  コマンド メモリーやCPUの負荷率や使用状況を表示する
書式
vmstat  (オプション) 
vmstatは,システム内の情報を表示するコマンドだ。例えば,主メモリーの空き容量やCPUの動作状況
などを表示する。
vmstatコマンドをそのまま実行すると,現在のプロセス,メモリー,スワップ,デバイス,割り込み,
CPUの情報が表示される。
「-d」や「-p」オプションを付けるとパーティションやディスクへの読み書き状況などが表示される。
「-f」オプションを指定するとシステムが起動してからコマンド実行時までの間に,プロセスを作成した
回数が表示される。
vmstatの後に秒単位で時間間隔を指定すると,指定した時間ごとにシステムの状況が表示される。
また,回数を指定すると,指定した回数情報が表示される。
容量については「-S」オプションで単位を指定できる。「-S M」と指定すると容量の単位はMバイト
で表示される。
よく使うオプション
-f            fork数(プロセスを作成した回数)を表示する
-n           ヘッダを1度だけ表示する
-s           各情報を詳しい情報名と共に表示する
-d          指定したパーティションの統計を表示する
-S 単位   指定した単位で容量を表示する。kは1,000,Kは1,024,mは1,000,000,Mは1,048,576バイト
             単位で表示する
使用例・・・統計情報を表示する
$ su -  ← スーパーユーザーrootになる
Password:  rootパスワード入力
#  vmstat

使用例・・・メモリーやCPUの情報を10秒間隔で3回表示する
#  vmstat 10 3

使用例・・・fork数を表示する
#  vmstat -f
356579 forks
使用例・・・パーティション/dev/hda1への読み書きの情報を表示する
#  vmstat -p /dev/hda1

vmstat コマンドの表示項目(オプション無し)
procs  アクティブなプロセスに関する統計
r:実行待ち状態にあるプロセス数
b:割り込み不可能なスリープ状態にあるプロセス数
w:スワップアウトされており,実行可能なプロセス数
memory  メモリーの使用量と使用可能量に関するデータ
swpd:仮想メモリー量
free:空きメモリー量(Kバイト)
buff:バッファとして用いられているメモリー量(Kバイト)
swap  スワップに関する統計
si:ディスクからスワップインしているメモリー量(Kバイト/秒)
so:ディスクにスワップしているメモリー量(Kバイト/秒)
iO  デバイスとの転送量
bi:ブロック・デバイスから受け取ったブロック数(ブロック/秒)
bo:ブロック・デバイスに送られたブロック数(ブロック/秒)
system  システム全体の割り込みおよびコンテキストの切り替えレート
in:毎秒の割り込み回数
cs:毎秒のコンテキスト・スイッチ回数
cpu  CPUの使用量の割合
us:ユーザー時間
sy:システム時間
id:アイドル時間
wa:IO待ち時間
vmstat コマンドの表示項目(「d」オプション)
disk ファイル・システムの位置
reads:読み込みに関する情報
total:読み込みに成功した総数
merged:読み込み数(グループ化した場合)
sectors:読み込みに成功したセクター数
ms:読み込みに要した時間
writes  書き込みに関する情報
total:書き込みに成功した総数
merged:書き込み数(グループ化した場合)
sectors:書き込みに成功したセクター数
ms:書き込みに要した時間
IO デバイスからの入出力関連の情報
cur:実行中のIO
sec:IOが利用した時間
vmstat コマンドの表示項目(「p」オプション)
reads 指定したパーティションからの読み込み数
read sectors 指定したパーティションから読み出されたセクター数
writes 指定したパーティションへの書き込み数
requested writes 指定したパーティションへの書き込み要求数
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