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MIRACLE ZBX 6.0 インストール

オープンソースの Zabbix をベースに、サイバートラストが機能強化・修正を加えて提供するエンタープライズ向けの統合システム監視ソフトウェア「MIRACLE ZBX」。セキュリティ基準の国際標準となりつつある米国標準技術研究所(NIST)のセキュリティガイドライン「NIST SP800-171」および「NIST SP800-53」の一部要件に準拠するセキュリティ機能強化を実装しています。

SELinux を permissive に設定する必要があります(SELinuxをDisabledにしている場合は有効にする)

1. MIRACLE ZBX 6.0用のdnfリポジトリを登録

リポジトリをインストール

2. MIRACLE ZBXのファイアウォールを設定

MIRACLE ZBXのコンポーネントが利用するポートは次の通り
MIRACLE ZBX Webフロントエンド : 80/tcp
MIRACLE ZBXエージェント/エージェント2  : 10050/tcp
MIRACLE ZBXサーバ/プロキシ : 10051/tcp
MIRACLE ZBX Java Gateway : 10052/tcp
MIRACLE ZBX Web Service : 10053/tcp

今回は「MIRACLE ZBX Webフロントエンド」「MIRACLE ZBXエージェント2 」「MIRACLE ZBXサーバー」のみインストールしますので次の通りポートを許可します。

3. MIRACLE ZBXサーバーとWebフロントエンドのインストール

①MariaDB/MySQL用のMIRACLE ZBXパッケージをインストール

②MIRACLE ZBXサーバー用のデータベースとユーザを作成
Zabbixサーバーのデータベーススキーマを作成します。
rootアカウントでMySQLサーバーにログインし、MySQLデータベース(例:zabbix)とユーザー(例:zabbix)、パスワード(例:?Wabcd123)を作成します。

③MIRACLE ZBXの初期データをインポート
新しく作成したデータベースに、MIRACLE ZBXの初期データベーススキーマとデータをインポートします。

④MIRACLE ZBXサーバーの設定ファイルを編集
MIRACLE ZBXサーバーがデータベースに接続するためにMIRACLE ZBXサーバー設定ファイルを編集し、データベース設定を更新する

⑤サービスzabbix-serverを起動

⑥Webフロントエンド用パッケージとApache用のパッケージをインストール

⑦httpdとphp-fpmを起動

4. MIRACLE ZBXサーバー自身も監視する

①サーバー自身も監視対象にするため本サーバーにMIRACLE ZBXエージェント2パッケージをインストール

②設定ファイル/etc/zabbix/zabbix_agent2.confを編集

③zabbix-agent2を起動

5. MIRACLE ZBX Webインストーラーの実行

MIRACLE ZBX Webインストーラは、「サーバーのIP/zabbix」または「ドメイン/zabbix」でアクセスできます。
Webブラウザーを開き、「http://[your-server-IP_Address]/zabbix」を入力します。
次の画面になる。[ Next step]をクリック。

すべての要件がOKになっていることを確認後、[ Next step ]をクリック

「Database name」「User」「Password」欄には、設定した情報を入力し、[ Next step ]をクリック

「Zabbix server names」は任意の名称を入力し、タイムゾーンにはAsia/Tokyoを選択する
自身のタイムゾーンになっているか確認後、[ Next step ]をクリック

設定の再確認 情報が正しければ[Next step ]をクリック

インストールが正常に完了すると、次のページが表示されます。「Finish」クリック

Zabbixログインページにリダイレクトされます

次の資格情報を使用して「Sign in」します。
ユーザー名:Admin
パスワード:zabbix

ログインに成功すると次の画面(Zabbixダッシュボード)になる。

6. MIRACLE ZBXの各種設定

6.1 管理者パスワード変更, 管理者のメールアドレス設定

セキュリティ上、デフォルトの管理者パスワードを変更しておきます
また管理者のメールアドレスも設定しておきます
上記ダッシュボードが表示されれば、続いて

①左ペインで [Administration] - [Users] を選択して、右ペインで [Admin] をクリックします

②[Change paddword] をクリック

③変更したいパスワードを入力して [Update] をクリックする

④再び [Users] の画面に戻ってきて [Media] タブに移動し、[Add] リンクをクリック

[Type] フィールドで [Email] を選択し、[Send to] に管理者のメールアドレスを入力して、[Add] ボタンをクリック

⑥[Update] ボタンをクリックして登録を完了

6.2 監視ホストの設定

①Zabbix の管理サイトにログインし、左ペインで [Configuration] - [Hosts] を選択します。 右ペインで Zabbix Agent インストール済みのローカルホストが表示された状態となっているので、 チェックを入れ [Enable] ボタンをクリックします。(現状ではzabbixサーバー自身が表示されていると思います)

②Host nameはデフォルトでZabbix serverで登録されますが、 これは/etc/zabbix_agentd.confで設定した
[Hostname=***] と合わせる必要があります。 [Zabbix server] をクリックし、変更して[Update] ボタンをクリック。

③しばらく時間が経つと各種データが収集され、以下のようにサーバーの状態が確認できるようになります。
左側  Monitoring > Hosts クリック

④Lepardをクリック [Grahs]を選択する

次のような監視状況画面になる

7. MIRACLE ZBX 6: 監視対象ホストを追加

監視対象ホストを追加します。今回は下記のサーバーを対象に追加します。

サーバーOS  : Miracle Linux 8.4
サーバーIPアドレス : 192.168.11.100
ホスト名 : Lion

7.1 監視対象サーバーの設定
監視対象サーバーにも上記と同様にMIRACLE ZBXエージェント2をインストールし、ファイアフォールでポートの許可を行う必要があります。

MIRACLE ZBX 6.0用のdnfリポジトリを登録します。

ファイアウォールの設定
MIRACLE ZBXエージェント2 : 10050/tcp ポートの許可

MIRACLE ZBXエージェント2をインストール

設定ファイル/etc/zabbix/zabbix_agent2.confを編集

サービスzabbix-agent2を起動します。

7.2 MIRACLE ZBXの設定
MIRACLE ZBX の管理サイトにログインし、左ペインで [Configuration] - [Hosts] を選択し、右ペイン上部の [Create Host] ボタンをクリック

[Hostname] には監視対象のサーバーのホスト名
[Visible name] には管理サイト上で表示させたい任意の名前
を入力し、[Interfaces] の下の [Add] をクリック「Agent」を選択

[Agent] : 監視対象のサーバーのIPアドレス
[DNS name] : DNSサーバーのIPアドレス

[Templates] の右の [Select] ボタンをクリック

下図[Select]ボタンをクリック

[Templates/Operating systems] を選択

[Linux by Zabbix agent active]を選択

[Linux servers]を選択

必要な設定項目を入力したら [Add] ボタンをクリック

監視対象ホストが追加されています

しばらくすると、追加した対象ホストのデータが表示されます

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