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OpenSUSE16.0 : SSHリモート接続 , Firewall , NTP

1.SSHによるリモート接続の設定

SSHはサーバーへリモートで接続するためのサービスで、基本的にはOSインストール直後に動作していますが、デフォルトの設定ではややセキュリティに難があります。
ここではデフォルトの設定を変更してssh接続のセキュリティを高める設定を行います。

1.1 SSHサービスの設定ファイル変更

SSHサービスの設定を変更するために設定ファイルを変更します。
SSHサービスの設定ファイルは従来の"/etc/ssh/sshd_config"から"/usr/etc/ssh/sshd_config"にパスが変更になっています。

SSH の再起動

このままでは次に再起動したときSSHによるリモート接続ができなくなるので、次のファイアウォールの設定でSSHポート2244番を解放してください。

2.ファイアウォール(firewalld)の設定方法

openSUSEではファイアウォールはfirewalldがデフォルトに設定されており、OSインストール時に有効になっています。

「firewalld」について簡単に説明すると、通信制御のポリシーを設定する場合、事前に定義されたゾーンに対して通信の許可・遮断ルールを適用し、そのゾーンを各NIC(ネットワークアダプタ)に割り当てていくという方式になっています。

2.1 「firewalld」を制御するための「firewall-cmd」コマンド使用方法

①firewalld稼働状況確認

「firewalld」が動作している場合は「running」、停止している場合は「not running」と表示されます

または

※停止している場合
Active: inactive (dead)と表示され、firewalldが停止していることが分かります

➁「--permanent」オプションについて
サーバの再起動や「firewalld」サービスの再起動で設定が消えてしまわないようにするためには、
「--permanent」オプションを使用して設定を行う必要があります。その際、「--permanent」オプションを指定して設定を行った場合は、そのままでは「firewalld」に設定が反映されないため「fiewall-cmd  --reload」で設定を反映させる必要があります

例としてHTTPサービスをシステムを再起動しても初期化されず恒久的に利用するためには

➂起動・停止方法

「firewalld」は「systemd」で制御されているので、起動と停止には「systemctl」コマンドを使用

2.2  変更したSSHポート2244番を解放する

3.Windowsからリモート接続

Windowsでの設定

Windowsからリモート接続するための設定を始めます、ターミナルエミュレーターは「Tera Term」を使用します。
Tera Termを起動し、起動画面のキャンセルをした後、Tera Termメニューの「File」から「New Connection」を選択する

次の画面になりますので次の通り入力します。
Host : サーバーのIPアドレス
TCP port : 上記で変更したSSHポート番号

「OK」をクリックすると、セキュリティの確認の画面になるので「Replace the exit key with this new key」にチェックを入れ「Continue」をクリック

次の画面になる
User name : 一般ログインユーザー名
Passphrase : 上記ユーザーのパスワード

情報が正しければ正常にログインできるはずです。

4. NTP サーバーの設定

Chrony をインストールして、時刻同期のための NTP サーバーを構築します。なお、NTP は 123/UDP を使用します。

① Chronyインストール

➁ Chrony の設定

➂ NTPポートの開放

Firewalld を有効にしている場合は NTP サービスの許可が必要です。なお、NTP は 123/UDP を使用します。

④ 動作確認

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