インストール済みのRPMパッケージを確認
Red Hat Enterprise Linuxや、これをベースに開発されたCentOSは、RPM(Redhat Package Manager)というパッケージ管理ツールを採用しています。
RPMは、ソフトウェアのインストール、アンインストールを簡単に行え、依存性も考慮したRPMパッケージ管理を行うので、誤って必要なRPMパッケージを削除することも防げる便利な管理ツールです。
このRPMを使用する場合には、「rpm」コマンドを使用します。
既にインストールされているRPMパッケージを調べる場合は、「-q」オプションを使用し、さらに、インストール済みのパッケージを一覧表示するには「-a」オプションを付けます。
「rpm -qa」だけでは、 Linuxにインストールされてるすべてのパッケージが表示されてしまい、
特定のパッケージを確認するには不向きです。
特定のパッケージがインストールされているかを確認するには、「rpm -qa」に調べたいPRMパッケージを指定します。
●一画面ずつインストール済みのRPMパッケージを確認する
[root@Lion ~]# rpm -qa | more swig-2.0.10-5.el7.x86_64 perl-Archive-Tar-1.92-2.el7.noarch libstoragemgmt-python-1.6.2-4.el7.noarch strace-4.12-9.el7.x86_64 perl-Sys-Syslog-0.33-3.el7.x86_64 elfutils-0.172-2.el7.x86_64 kbd-legacy-1.15.5-15.el7.noarch ctags-5.8-13.el7.x86_64 perl-Text-Diff-1.41-5.el7.noarch grub2-tools-extra-2.02-0.76.el7.centos.x86_64 bash-4.2.46-31.el7.x86_64 iwl105-firmware-18.168.6.1-69.el7.noarch <中略>< bind-libs-9.9.4-72.el7.x86_64 |
●特定のインストールRPMパッケージを確認する(http関連のパッケージが表示)
[root@Lion ~]# rpm -qa | grep http perl-LWP-Protocol-https-6.04-4.el7.noarch httpd-tools-2.4.6-88.el7.centos.x86_64 |