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OracleLinux10.1 : OS インストール , 初期設定

OracleLinux10.1 インストール

Oracle Linuxは、Red Hat Enterprise LinuxやCentOS Linuxに代わる100%アプリケーション・バイナリ互換性のある選択肢を提供し、ハイブリッド環境とマルチクラウド環境の両方に対応しています。
2006年以降、Oracle Linuxは完全に無料でダウンロードして使用できます。ソースコード、バイナリ、アップデートは無料で提供されます。自由に再配布可能です。本番環境での使用は無料です。

今回は、最新のOracle Linux10.1(2025年12月3日リリース)で進めていきます。

1.Oracle Linux10.1 ダウンロード

Oracle Linux10.1 のインストールイメージ(OracleLinux-R10-U1-x86_64-dvd.iso )は下記サイトからダウンロード可能
https://www.oracle.com/linux/

インストールUSBメディア入れUSBメディアから起動するようBIOSの設定を変更します。

以降、インストール手順はOracleLinux10.0と同様ですので割愛します。下記ページを参考にしてください。

インストール後の初期設定

1.bash補完機能拡張パッケージのインストール

2.SELinuxの無効化

まず、selinuxを無効化します。selinuxはLinuxの監査やセキュリティを向上させる機能ですが、有効になっているとサービスの動作や、設定内容にかなりの制限が出てきます。そのため、基本的には無効にする場合が多いのが実情です。
SELinuxの動作モード
Enforcing : SELinux機能は有効でアクセス制御も有効
Permissive : SElinuxはwarningを出すが、アクセス制限は行われません
disabled : SElinux機能・アクセス制御ともに無効
①現在のSELinuxの状態

②[permissive]モードへの切り替え

③[enforcing]モードへの切り替え

④SELinux を完全に無効化する場合は、以下のようにカーネルコマンドラインに selinux=0 を追加して再起動が必要です。

※ SELinux 有効に戻す場合は以下 (変更後は再起動)

3.システムの最新化

OSインストール直後にはできるだけ早期にパッケージのアップデートを行います。

4.セキュリティ対策のため停止するサービス

次の不要と思われるサービスを停止します。

5.リポジトリーの追加

5.1 Oracle Linux用EPELリポジトリをインストール

有効にする

5.2 Remi's RPM repository を追加

priority=10  ← 優先度を1~99の範囲で指定

6.ネットワークの設定(コマンドラインで設定の方法)

6.1 ホスト名の変更

試しにホスト名をLepardに変更します

6.2 固定IPアドレス設定

OSインストール時にデフォルトの DHCP による IP アドレス取得の設定になっている場合は、必要に応じてネットワークの設定を変更し固定IPアドレスにします。

先に自ネットワークインターフェースの名称を下記コマンドで調べる
今回は「ens160」である

「nmcli」コマンドで変更します。
固定IPv4アドレスを「192.168.11.83」に変更します。

7.ネットワークの設定(GUIで設定の方法)

7.1 固定IPアドレス設定

OSインストール時にデフォルトの DHCP による IP アドレス取得の設定になっている場合は、必要に応じてネットワークの設定を変更し固定IPアドレスにします。今回はネットワークインターフェースの名称「ens160」である

IPv4設定のアドレスを変更する

OKをクリック

7.2 ホスト名の変更

試しにホスト名をLepardに変更します

8.Vimの設定

①Vim拡張機能のインストール

②Vimの適用と反映

③ユーザー固有環境として Vim の設定

" vim の独自拡張機能を使用 (vi との互換性無し)
set nocompatible
" 文字コードを指定
set encoding=utf-8
" ファイルエンコードを指定 (先頭から順に成功するまで読み込む)
set fileencodings=utf-8,iso-2022-jp,sjis,euc-jp
" 自動認識させる改行コードを指定
set fileformats=unix,dos
" バックアップを取得
set backup
" バックアップを取得するディレクトリを指定
set backupdir=~/backup
" 検索履歴を残す世代数
set history=50
" 検索時に大文字小文字を区別しない
set ignorecase
" 検索語に大文字を混ぜると検索時に大文字を区別する
set smartcase
" 検索語にマッチした単語をハイライト
set hlsearch
" インクリメンタルサーチを使用
set incsearch
" 行番号を表示
set number
" 改行 ( $ ) やタブ ( ^I ) を可視化
set list
" 括弧入力時に対応する括弧を強調
set showmatch
" ファイルの末尾に改行を入れない
set binary noeol
" 自動インデントを有効にする
set autoindent
" 構文ごとに色分け表示
syntax on
" syntax on の場合のコメント文の色を変更
highlight Comment ctermfg=LightCyan
" ウィンドウ幅で行を折り返す
set wrap

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