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AlmaLinux10.0 : アンチウィルス(Clamav) , Mailサーバー

Clamav ( アンチウィルスソフト )のインストール

1.Clamavインストール

2.Clam AntiVirus設定ファイル編集

3.ウイルス定義ファイル更新設定

4.ウイルス定義ファイル最新化

5.Clam AntiVirus起動

clamd起動・自動起動設定

動作確認

6.ウィスルスキャンを実施

■テスト用ウィルスをダウンロードして、ウィスルスキャンを実施

/home/eicar.com.txt: Win.Test.EICAR_HDB-1 FOUND
/home/eicar.com.txt: Removed.
Infected files: 1
と表示されウイルスファイルが検知され削除されています

7.ウィルススキャン自動実行スクリプトの導入

clamscan.sh を次の内容で/var/www/systemに作成

8.ウイルススキャン除外ディレクトリー設定

sys ディレクトリ、proc ディレクトリは対象外にする

試しにスクリプトを実施し、システム全体をスキャンする

9.ウィルススキャンの定期実行

メールサーバー インストール

1. Postfixのインストール

1.1 インストール
Postfix をインストールして SMTP サーバーを構築します

Postfix がインストールされているか確認

1.2 Postfix をサービスへ登録

1.3 postfix の設定ファイル、main.cf とmaster.cf ファイルをバックアップ

1.4 postfix の設定ファイル編集
メール不正中継防止のため、Dovecot の SASL 機能を利用して、送信にも認証を要求するように Postfix を設定します

1.5 SMTP ポート(25 番ポート) の解放

1.6 Postfix を起動

2.Dovecotインストール

2.1 dovecotインストール

2.2 dovecot.conf ファイルを編集

2.3 10-auth.conf ファイルを編集

2.3 10-mail.conf ファイルを編集

2.4 10-master.conf ファイルを編集

2.5 10-ssl.conf ファイルを編集

2.6 dovecot をサービスに登録し、起動する

2.7 firewalldでPOP/IMAP サービスの許可ポート開放を行う
POP は [110/TCP], IMAP は [143/TCP]

3.メールユーザー作成と動作確認

3.1 事前準備
①新規ユーザーの為の前処理
新規でユーザーを追加した場合、自動的にメールの送受信ができるよう設定をします。

②既存ユーザーのメール環境前処理
すでに作成してあるユーザーがメールの送受信が出来るよう設定をします。

3.2 ユーザーアカウント作成

3.3 動作確認 ①
メールユーザーでログインして、テストメールを送る

②メール確認

3.4 動作確認 ②
Mozilla Thunderbirdにアカウントを設定し、確認します(メールユーザーとしてOSユーザーhuongの場合)
①Thunderbirdを起動し、[tools]メニューの[Account Settings][Account Actions][Add Mail Account]
Your full name : 任意の名称
Email address : huong@<domain-name>
Password : huongのパスワード
をそれぞれ入力し、「Configure manually」クリック

➁「INCOMMING SERVER」「OUTGOING SERVER」を下図のように設定し、「Re-test」クリック

➂「サーバーがみつかりました(The following settings were found by probinfg the given server)」が表示される

「Done」をクリックすると、下図の「警告」が表示されるが問題は無いので「Confirm」をクリック

④「アカウントが作成されました(Account syccessfuly created)」が表示されますので「Finish」クリック

Mail サーバー : Postfix + Clamav + clamav-milter+SpamAssassin

1.メールのリアルタイムスキャン

①clamav-milterインストール
Clam AntiVirusを使用してメールサーバー側でメールに対するウイルスチェックを行う。
メールサーバーとClam AntiVirusとの連携はclamav-milterを利用して行なう。

➁clamav-milter設定
clamav-milter設定ファイル編集

➂clamav-milter起動・自動起動設定

④Postfix・clamav-milter連携設定
Postfix設定ファイル編集

⑤clamiltグループにpostfixユーザーを追加

⑥Postfix設定反映

⑦Thunderbirdで確認
Thunderbirdで自分宛に空メールを送付し、受信メールのヘッダー表示部分に下記のように
「X-Virus-Scanned: clamav-milter 1.4.2 at Lepard」が表示される

X-Mozilla-Status: 0001
X-Mozilla-Status2: 00000000
Return-Path: xxxxx@xxxxxx.com
X-Original-To: xxxxx@xxxxxx.com
Delivered-To: xxxxx@xxxxxx.com
Received: from [192.168.11.8] (buffalo.setup [192.168.11.1])
by mail.xxxxx.com (Postfix) with ESMTPA id D670211ECE21
for xxxxx@xxxxxxx.com; Tue, 17 Jun 2025 09:00:57 +0900 (JST)
Message-ID: 98fefa4c-cbd6-46b4-851f-3db0a642616e@xxxxxx.com
Date: Tue, 17 Jun 2025 09:00:58 +0900
MIME-Version: 1.0
User-Agent: Mozilla Thunderbird
From: xxxxx xxxxx@xxxxxx.com
Content-Language: en-US
To: xxxxx xxxxx@xxxxxx.com
Subject: 2
Content-Type: text/plain; charset=UTF-8; format=flowed
Content-Transfer-Encoding: 7bit
X-Virus-Scanned: clamav-milter 1.4.2 at Lepard
X-Virus-Status: Clean

自分自身にメール本文が「X5O!P%@AP[4\PZX54(P^)7CC)7}$EICAR-STANDARD-ANTIVIRUS-TEST-FILE!$H+H*」のメールを送ってみて、メールが破棄されて届かないことを確認する

2.メールのスパム対策

2.1 SpamAssassin・procmail・postfix設定

①SpamAssassin・procmailインストール

➁procmailの設定
設定をユーザー全員に適用する場合は
/etc/procmailrc を作成

各個人毎に設定する場合は、各ユーザホームディレクトリに
~/.procmailrc を作成
今回は/etc/procmailrc を作成する

procmailrcの内容

➂postfixの設定ファイル編集
root権限で行う

④spamassassinの設定ファイル編集

⑤postfix、spamassassinを再起動

⑥Thudrtbirdで確認
自分あてに空メール送信し、ヘッダーに下記のように表示されれば正常

X-Mozilla-Status: 0001
X-Mozilla-Status2: 00000000
Return-Path: xxxxx@xxxxxx.com
X-Spam-Checker-Version: SpamAssassin 4.0.1 (2024-03-26) on Lepard
X-Spam-Level: **
X-Spam-Status: No, score=2.3 required=13.0 tests=ALL_TRUSTED,

CONTENT_TYPE_PRESENT,EMPTY_MESSAGE autolearn=no autolearn_force=no
version=4.0.1
--------------------------------------------------

⑦SpamAssassin 設定ファイル最新化スクリプト作成

spamassassin-update スクリプトに実行権限を付与し、実行

/etc/mail/spamassassin ディレクトリにSpamAssassin 設定ファイル(local.cf)が当日日付で
作成されていることを確認

SpamAssassin 設定ファイルを最新化するスクリプトが毎日自動実行されるようcron に設定

2.2 スパムメール振分け設定

SpamAssassinによりメールヘッダにスパムメールの印を付けられたメールはスパム専用メールボックスへ、その他のメールは通常どおりのメールボックスへ配送するようにする。

スパム専用メールボックス作成
既存ユーザーについては、メールボックスにスパム専用メールボックスを追加する。
また、新規ユーザーについては、ユーザー追加時に自動でスパム専用メールボックスが作成されるようにする 。
①スパム専用メールボックス作成スクリプト作成

スパム専用メールボックス作成スクリプト実行

新規ユーザー対策
新規ユーザー追加時に自動でスパム専用メールボックス作成

➁スパムメール振分け
SpamAssassinがスパム判定したメールはスパム専用メールボックスへ配送する

➂確認
自分自身に空メールを送ると、受信したメールのヘッダに以下のメッセージが付加されている
X-Spam-Checker-Version: SpamAssassin 4.0.1 (2024-03-26) on Lepard

X-Mozilla-Status: 0001
X-Mozilla-Status2: 00000000
Return-Path: xxxxx@xxxxxx.com
X-Spam-Checker-Version: SpamAssassin 4.0.1 (2024-03-26) on Lepard
X-Spam-Level: **
X-Spam-Status: No, score=2.3 required=13.0 tests=ALL_TRUSTED,

CONTENT_TYPE_PRESENT,EMPTY_MESSAGE autolearn=no autolearn_force=no
version=4.0.1

④スパムチェック確認
自分自身にメール本文が「XJS*C4JDBQADN1.NSBN3*2IDNEN*GTUBE-STANDARD-ANTI-UBE-TEST-EMAIL*C.34X」のメールを送るとメールは配信されずSpamフォルダへ振り分けられていることを確認する
ヘッダーには次のように記載されている

X-Spam-Checker-Version: SpamAssassin 4.0.1 (2024-03-26) on Lepard
X-Spam-Flag: YES
X-Spam-Level: ********************************************
X-Spam-Status: Yes, score=1001.8 required=13.0 tests=ALL_TRUSTED,
CONTENT_TYPE_PRESENT,GTUBE,HTML_MESSAGE,MPART_ALT_DIFF,
MULTIPART_ALTERNATIVE autolearn=no autolearn_force=no version=4.0.1
X-Spam-Report:
* 0.1 ALL_TRUSTED Passed through trusted hosts only via SMTP
* 0.1 MULTIPART_ALTERNATIVE Multipart/alternative
* -0.1 CONTENT_TYPE_PRESENT exists:Content-Type
* 1000 GTUBE BODY: Generic Test for Unsolicited Bulk Email
* 1.0 HTML_MESSAGE BODY: HTML included in message
* 0.7 MPART_ALT_DIFF BODY: HTML and text parts are different

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