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Ubuntu Server 20.04でサーバー構築 SSHサービス & ファイアウォール

1. SSHサービスのセキュリティ設定

SSHサービスはデフォルトでrootユーザーのログインを許可しています。rootユーザーはユーザー名が既に判明しているためパスワードが判明すると、管理者権限でサーバーへログイン出来るため、これを拒否する設定を行います

1.1 一般ユーザーの作成

Ubuntu 20のインストール時に一般ユーザーを作成している場合は、本手順は不要です。
サー バーに作成されているユーザーがrootのみの場合、SSHによるリモートログインが出来なくなりますので、OSのインストール時にユーザーを作成していない場合、事前にユーザーを作成する必要があります。OSのインストール時にユーザーを作成している場合は、本手順は不要です。
ユーザーの作成は"useradd"コマンドで行います。"-m"オプションでホームディレクトリの作成、"-p"オプションでパスワードを指定します。
例えばユーザーアカウント名として「ubuntuuser」、パスワードとして「123456」を設定する場合は、以下のように実行します。

1.2 SSHサービスの設定ファイル変更

SSHサービスの設定を変更するために設定ファイルを変更します。SSHサービスの設定ファイル は"/etc/ssh/sshd_config"になります。
今回はデフォルトのSSHポート22から2244に変更して進めます。

#16行目にssh接続ポート2244を追加
# port 22
Port 2244

#35行目付近に記載がある"PermitRootLogin prohibit-password"パラメータを変更します。パラメータ"prohibit-password"はrootについてはパスワード認証を無効にするという意味合いになります。
# Authentication:
#LoginGraceTime 2m
#PermitRootLogin prohibit-password
↓ コメントアウト#を削除
PermitRootLogin prohibit-password
#StrictModes yes
#MaxAuthTries 6
#MaxSessions 10

SSHサービスの再起動

エラーが出力しなければ、再起動は完了しています。SSHクライアントで、サーバーへルートでリモート接続を行い、接続が拒否されることを確認する。

サーバー側の認証に関するログ"/var/log/auth.log"にも以下のように接続を拒否した内容が出力されています。

2. RSA 公開鍵暗号方式を用いた認証によるSSH接続

2.1 公開鍵、秘密鍵ペアの作成

OpenSSH 使って Linux サーバに接続するユーザの公開鍵と秘密鍵のペアを作成します。
鍵ペアの作成は ssh-keygen をを使います。
今回はSSH プロトコル Version 2 で利用する RSA 暗号を利用した鍵セットを作成します。
公開鍵と秘密鍵のペアの作成はリモートログインするユーザ権限で実行します。
作成先・ファイル名を指定しなければ、 /home/(ユーザ名)/.ssh/ に id_rsa, id_rsa.pub が作成される。 途中、鍵用のパスワードも入力する。

Winscpなどを利用し、秘密鍵 (~/.ssh/id_rsa) を Windows の適当な場所に保存する。

2.2 SSH 設定ファイルの編集

パスワード認証をできないようにするため、 SSH 設定ファイルを編集する。
今度は一般ユーザではなく、 su - で rootになり行う。

Tera Termで接続方法

ホストアドレス(ホスト名)、TCPポート、ユーザー名は各自サーバーに合わす

2.3 PuTTYgen を使った秘密鍵の作成

Winscpを起動しツールからputtygen.exe を起動し、Loadをクリック[ ファイルを開くダイアログ ] が開くのでファイルの種類を [ All Files (*.*) ] に変更して Linux サーバから転送した秘密鍵 id_rsa を読み込みます。
ホストアドレス(ホスト名)、TCPポート、ユーザー名は各自サーバーに合わす


CAパスワードとは上記「2.1 公開鍵、秘密鍵ペアの作成」で設定したパスワード








3. ファイヤーウォールの設定

Ubuntuでは「ufw」というソフトウェアを使ってファイアウォールを設定することが多いので、ufwを利用したファイアウォール設定を行います。
ufwはOSの導入時にインストールされています。インストール後に最低限のフィルタ設定を行う手順を紹介します。
ufwで設定するフィルタルール
• サーバーに転送されるパケットは全て拒否
• サーバーから外部へ送信されるパケットは全て許可
• 最初に許可するポートはSSH用のポート(2244)
• サーバーに入ってくるパケットを制限

3.1 ufwパッケージの確認

インストールされているパッケージを、パッケージを表示するための"dpkg"コマンドで確認

インストールされている「ufwパッケージ」が表示されました

ufwの動作状況を確認するために"systemctl status"コマンドを実行

ufwサービスが停止していることが「Active: inactive (dead)」と表示されていることから確認できます。

3.2 基本的なファイアウォールルールの設定

ufwを有効にするとデフォルトのファイアウォールルールが適用されます。このまま有効にするとサーバーと通信ができなくなる可能性がありますので、ufwを有効にする前に基本的なルールを設定しておきます。

3.2.1 受信パケット デフォルトルールの設定

まず受信パケットに対するルールを設定します。受信パケットは特定の通信以外、全てを拒否する形が一般的なルールになります。全ての受信パケットを基本的に拒否するように"ufw default deny incoming"を実行します。

3.2.2 送信パケット デフォルトルールの設定

送信パケットは全てを許可する形が一般的なルールになります。送信パケットを基本的に許可するように"ufw default allow outgoing"を実行します。

3.3 ufwの有効化

ufwの自動起動を有効にします。が、SSHリモート接続できなくなる可能性がありますので、先にSSH接続の許可を設定します。デフォルトのSSHポートは22です。次のコマンドで許可設定

独自に2244ポート(例)に設定している場合は

"ufw enable"コマンドを実行します。

コマンドの実行時にSSH接続が切断される確認が表示されます。ルールでSSHを許可していますので、切断されることはありません。ここでは「y」を入力します。

3.4 ufwの設定確認

有効後にファイアウォールに設定したルールの確認を行います。"ufw status verbose"を実行します。

3.5 サーバーに入ってくるパケットを制限許可

ufwの設定で「ポート番号◯◯に来る通信を許可」としたい場合は以下のコマンド
# ufw allow [ポート番号]
逆に「ポート番号◯◯に来る通信を許可しない」としたい場合は以下のコマンド
# ufw deny [ポート番号]

3.5.1 連続してアクセスしてくるIPアドレスの接続を許可しない

先程設定したSSHポート2244を例にして説明
ssh接続は2244番ポートに変更のため、2244番への通信を許可します。
2244番ポートに対して適当なパスワードを打ち込み、偶然一致を試みてログイン出来るように連続でアクセスを試みてきます。これをブルートフォース攻撃とも言います。
これの対策として、「連続してアクセスしてくるIPアドレスの接続を許可しない」設定をします。以下のコマンドを打ちます。

これで「30秒間の間に6回以上接続を試みた IP アドレスを許可しない」ルールが設定されます。
設定を確認します。以下のように表示。

3.5.2 特定のネットワークからのssh接続のみ許可

上記の設定を施したとしても外部のインターネットにsshのポートを解放しているので、接続の回数に制限を設けたとしても、何らかの方法でパスワードを推測されて接続をされてしまったり、脆弱性を付いた攻撃などから接続をされてしまうことも考えられます。
そのため、sshの接続を許可するのは内部からのネットワークのみにして、外部からのssh接続は全て許可しない設定にしてしまいましょう。
例としてローカルエリアネットワーク内には「192.168.11.10」のIPアドレスが振られたホストがあります。このホストからのみssh接続を許可する。又はこのネットワーク(192.168.11.0/24)からのみssh接続を許可するように設定するには以下のようなコマンドを打ちます。

192.168.11.0/24からのssh接続を許可

192.168.11.10からのssh接続を許可
設定を確認してみると
192.168.11.0/24からのssh接続を許可した場合の結果
LIMITをつけているルールを削除します。ルール番号を表示して設定を確認します。
1のルールを番号を指定して削除。
3.5.3 web等その他サービスの許可

ポート番号を指定して接続を許可する方法と、アプリケーションを指定しての設定も行えます。
以下のコマンドでアプリケーションの一覧が見れます。

たとえばWEBサービスのhttpとhttpsを有効にするには
3.5.4 ipv6のufwを無効
すべての作業の後ファイアウオールを再起動
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