業務用エアコン関連の技術情報、エラーコード、環境問題対策に関する別サイト「エアコンの安全な修理・適切なフロン回収」

AlmaLinux10.1 : OSインストール , 初期設定

AlmaLinux 10.1

AlmaLinux OSは、CentOSの代替として米CloudLinuxが立ち上げたプロジェクト。現在、AlmaLinux OS Foundationを開発母体としている。Red Hat Enterprise Linux 10.1 の一般提供に続いて2025 年 11 月 25 日AlmaLinux 10.1 がリリースされました。

1.AlmaLinux 10.1 ダウンロード

AlmaLinux 10.1のインストールイメージは下記サイトへアクセスし、"AlmaLinux-10.1-x86_64-dvd.iso"をダウンロードする
https://ftp.riken.jp/Linux/almalinux/10.1/isos/x86_64/

2.AlmaLinux 10.1インストール

インストールUSBメディア入れUSBメディアから起動するようBIOSの設定を変更します。

インストール初期画面

以降、インストール手順はAlmaLinux10.0と同様ですので割愛します。下記ページを参考にしてください。


但し、AlmaLinux OS 10.1 はBtrfs ファイルシステムをサポートするようになりました。

Btrfs とは

Btrfsは、高度な機能を実装しながら、フォールトトレランス、修復、そして容易な管理にも重点を置いた最新のCopy-on-Write(CoW)ファイルシステムです。スナップショット、組み込みボリューム管理、データとメタデータのチェックサム、透過的な圧縮、reflinkによる効率的なコピーなどを提供します。これらの機能により、一般的なワークロードのほとんどでパフォーマンスが向上し、ビットロスなどのストレージメディアの潜在的な問題に対する耐性が強化されます。Btrfsは既に様々なLinuxディストリビューションでサポートされており、Fedora LinuxやopenSUSEなど、多くのディストリビューションでデフォルトのファイルシステムとなっています。

AlmaLinux10.1でBtrfsを利用する場合

AlmaLinux10.1のインストール過程で「インストール先」の設定(Installtion Destination)をするとき下図のようにカスタムパーティションを選択し、カスタムパーティションパネルで、Btrfsパーティションスキームを選択します

"Btrfs"スキームを選択し、自動パーテーションを選択する場合は上記の"Click here create them automatically"をクリックする

パーテーションの詳細が表示されるのでよろしければ"Done"をクリック

最終確認が表示されるのでよろしければ"Accept Chqnges"をクリックし、パーテーションを作成する

SELinuxの無効化

まず、selinuxを無効化します。selinuxはLinuxの監査やセキュリティを向上させる機能ですが、有効になっているとサービスの動作や、設定内容にかなりの制限が出てきます。そのため、基本的には無効にする場合が多いのが実情です。
SELinuxの動作モード
Enforcing : SELinux機能は有効でアクセス制御も有効
Permissive : SElinuxはwarningを出すが、アクセス制限は行われません
disabled : SElinux機能・アクセス制御ともに無効

①現在のSELinuxの状態

②[permissive]モードへの切り替え

③[enforcing]モードへの切り替え

④SELinux を完全に無効化する場合は、以下のようにカーネルコマンドラインに selinux=0 を追加して再起動が必要です。

※ SELinux 有効に戻す場合は以下 (変更後は再起動)

システムの最新化

OSインストール直後にはできるだけ早期にパッケージのアップデートを行います。
しかし、dnf updateを行うと、カーネルアップデートも同時に行われます。
カーネルアップデートを行うと、システムの再起動やサービスの停止が必要だったり、最悪カーネルパニックが発生して、システムが起動しない場合があります。カーネルを除外してアップデートする方が賢明です。
dnf -y updateの後ろに「--exclude=kernel*」を指定して実行することで
カーネルをアップデート対象から除外することできます。

セキュリティ対策のため停止するサービス

リポジトリーの追加

1. EPEL repository を追加

[追記] priority=10 ← 優先度を1~99の範囲で指定

2. Remi's RPM repository を追加

[追記] priority=10 ← 優先度を1~99の範囲で指定

ネットワークの設定

1. ネットワークデバイス名の確認

ネットワークデバイス名は"ens160"

2. ホスト名の変更

試しにホスト名をLepardに変更します

3. 固定IPv4アドレス設定

5.1よりネットワークインターフェースの名称は「ens160」である
「nmcli」コマンドで変更します。
固定IPv4アドレスを「192.168.11.83」に変更します

①「nmcli」コマンドで変更

➁GUIで変更

上記と同様に固定IPv4アドレスを「192.168.11.83」に変更します。

IPv4設定のアドレスを変更する

4. ホスト名の変更

ホスト名をLepardに変更する場合
[NetworkManager TUI]の最初の画面に戻り[Set system hostname]を選択し、<OK>をクリック

[Hostname]に入力し、<OK>をクリック

Vimの設定

①Vimのインストール

②Vimの適用と反映

③ユーザー固有環境として Vim の設定

タイトルとURLをコピーしました