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OracleLinux10.0 : Tripwire , Chkrootkit , Logwatch , DNS更新 , ディスク使用率チェックスクリプト

Tripwire

1.ダウンロード、インストール

epel10リポジトリーには見つからなかったので強引にepel9用を使ってみた

2.パスフレーズ設定

サイトパスフレーズとローカルパスフレーズを設定する

3.Tripwire の設定

①設定ファイル編集

②Tripwire 設定ファイル(暗号署名版)を作成

③Tripwire 設定ファイル(テキスト版)削除

④ポリシーファイル設定

twpolmake.plの内容

⑤ポリシーファイル最適化

⑥最適化済ポリシーファイルを元に、ポリシーファイル(暗号署名版)作成

⑦データベースを作成、動作確認

テスト用ファイルを作成

Tripwire の動作確認

テスト用ファイルを削除

⑧Tripwire 定期実行スクリプト

tripwire.shの内容

参考: メールで結果報告用スクリプト

下記コマンドを実行し、指定したメールアドレスにtripwire実行結果が通知されることを確認

Chkrootkit

chkrootkitというrootkit検知ツールを導入して、rootkitがLinuxサーバーにインストールされてしまっていないかチェックする。
chkrootkitは、以下のコマンドを使用してチェックするため、コマンド自体がrootkitを検知できないように改竄されてからでは意味がないので、Linuxインストール後の初期の段階で導入しておくのが望ましい。

【chkrootkitが使用するコマンド】
awk, cut, echo, egrep, find, head, id, ls, netstat, ps, strings, sed, uname

なお、chkrootkitが検知できるのは既知のrootkitのみであり、新たなrootkitの検知はできない。

①chkrootkit をダウンロード、インストール

➁/root/bin ディレクトリを作成し、そのディレクトリにchkrootkit コマンドを移動

➂chkrootkit を確認

下記のエラーが発生する場合
egrep: warning: egrep is obsolescent; using grep -E

④chkrootkit 定期実行スクリプトの作成と権限変更
chkrootkit実行スクリプトを毎日自動実行されるディレクトリへ作成

定期実行スクリプトの内容

chkrootkit実行スクリプトへ実行権限付加

⑤chkrootkit が使用するコマンドをバックアップ

chkrootkit が使用するコマンドが改ざんされた場合、rootkit を検出できなくなるので、
これらのコマンドをバックアップしておきます。
必要な場合は、バックアップしたコマンドを使用してchkrootkit を実行します

⑥コピーしたコマンドにchkrootkit を実行

何も表示されなければ問題ありません

⑦バックアップしたコマンドを圧縮

⑧chkrootkit使用コマンド(圧縮版)をroot宛にメール送信

⑨Windows にchkrootkit_cmd.tar.gz ファイルをダウンロードして退避

⑩バックアップしたサーバー上のコマンドを削除

Logwatch

①インストール

②設定ファイルの編集

③Logwatch のレポートを出力

下記のようなメッセージが出ます

④設定したアドレスにレポートが届くかテストを行います。上記の様なログレポートメールが届いているか確認

DNS更新

ネットが切断されたり、ルーターが切断再起動したときにおこるグローバルIPの変更の度に、ダイナミックDNSにアクセスしグローバルIPが変更されたことを知らせなくてはいけません。
その作業を自動的にやってくれるのがDiCEでしたがOracleLinux10では32bitソフトを使用できなくなりましたので
専用のスクリプトを作成しCronで定期実行します
今回はValudomainでのDNS設定です

valuedomain.shの内容

実行してみる

ディスク使用率チェックスクリプト

1. スクリプト作成

disk_capacity_check.shの内容

2. 実行確認

①現在の使用率を確認

次のように表示される

②使用率80%以上になるようダミーファイルを作成(例ではdummyfile という名前で6G程度)

③再度確認
下記を実行して80%以上になっていることを確認

④ディスク容量チェックスクリプトを実行

設定したメールアドレスに本文の内容として「Disk usage alert: 94 %」のように記載のメールが届きます

⑤作成した「dummyfile」を削除

⑥定期実行設定

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