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OracleLinux8.8 ; SSH接続設定 , ファイアウォール , NTP サーバー

1.SSHによるリモート接続の設定

ここではデフォルトの設定を変更してssh接続のセキュリティを高める設定を行います。

1.1 SSHサービスの設定ファイル変更

SSHサービスの設定ファイル"/etc/ssh/sshd_config"を変更します。

・17行目 Port 22 → Port 2244 に変更
・20行目「#ListenAddress 0.0.0.0」の「#」を削除
・44行目 PermitRootLogin yes → PermitRootLogin no に変更
rootユーザーはユーザー名が既に判明しているためパスワードが判明すると、管理者権限でサーバーへログイン出来るため、これを拒否する設定を行います。

SSH の再起動

このままでは次に再起動したときSSHによるリモート接続ができなくなるので、次のファイアウォールの設定でSSHポート2244番を解放してください。

2.ファイアウォール(firewalld)の設定方法

Oracleではファイアウォールはfirewalldがデフォルトに設定されており、OSインストール時に有効になっています。

「firewalld」について簡単に説明すると、通信制御のポリシーを設定する場合、事前に定義されたゾーンに対して通信の許可・遮断ルールを適用し、そのゾーンを各NIC(ネットワークアダプタ)に割り当てていくという方式になっています。

2.1 「firewalld」を制御するための「firewall-cmd」コマンド使用方法

1)「fierwalld」の状態や設定内容を確認するためのコマンド

①firewalld稼働状況確認

または

※停止している場合
Active: inactive (dead)と表示され、firewallが停止していることが分かります

➁defaultゾーン設定を表示

上記の例ではサービス「 cockpit」「 dhcpv6-client」「 ssh」が許可されていること等がわかります

③「--permanent」オプションについて
サーバの再起動や「firewalld」サービスの再起動で設定が消えてしまわないようにするためには、

「--permanent」オプションを使用して設定を行う必要があります。その際、「--permanent」オプションを指定して設定を行った場合は、そのままでは「firewalld」に設定が反映されないため「fiewall-cmd  --reload」で設定を反映させる必要があります

例としてHTTPサービスをシステムを再起動しても初期化されず恒久的に利用するためには

④起動・停止方法
「firewalld」は「systemd」で制御されているので、起動と停止には「systemctl」コマンドを使用

2.2  変更したSSHポート2244番を解放する

2244 port が追加されている

3.Windowsからリモート接続

Windowsでの設定
Windowsからリモート接続するための設定を始めます、ターミナルエミュレーターは「Tera Term」を使用します。
Tera Termを起動し、起動画面のキャンセルをした後、Tera Termメニューの「File」から「New Connection」を選択する。

「サーバーのIPアドレス」「TCPポート番号」の箇所は各自で設定したものを入力します。最後に「OK」をクリック

「OK」をクリックすると、セキュリティの確認の画面になるので「Continue」をクリック

次の画面になるので、「User name」Passphrasee」を入力し、「OK」をクリック

情報が正しければ下図のように正常にログインできるはずです。

4.NTP サーバーの設定

サーバの時刻を日本標準時に同期させるNTP サーバーを構築します

①Chrony のインストールと設定

②chrony を再起動しシステム再起動後も chrony を有効にします

③firewallでNTPポート解放

④chronyd のステータス( 動作 )の確認

*印がついていたら同期ができています。 (起動してから同期までに10分ぐらいかかります。)

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