OracleLinux9.5 ; OS インストール 、初期設定

OracleLinux9.5 インストール

Oracle Linuxは、Red Hat Enterprise LinuxやCentOS Linuxに代わる100%アプリケーション・バイナリ互換性のある選択肢を提供し、ハイブリッド環境とマルチクラウド環境の両方に対応しています。
2006年以降、Oracle Linuxは完全に無料でダウンロードして使用できます。ソースコード、バイナリ、アップデートは無料で提供されます。自由に再配布可能です。本番環境での使用は無料です。

今回は、最新のOracle Linux9.5(2024年11月20日リリース)で進めていきます。

1.Oracle Linux9.5 ダウンロード

Oracle Linux9.5 のインストールイメージ(OracleLinux-R9-U5-x86_64-dvd.iso )を下記サイトからダウンロードします

2.Oracle Linux 9.5インストール

インストールUSBメディア入れUSBメディアから起動するようBIOSの設定を変更しインストールします。
インストール方法はOracle Linux9.3と同様ですので下記ページを参照してください

インストール後の初期設定

1.bash補完機能拡張パッケージのインストール

2.SELinuxの無効化

まず、selinuxを無効化します。selinuxはLinuxの監査やセキュリティを向上させる機能ですが、有効になっているとサービスの動作や、設定内容にかなりの制限が出てきます。そのため、基本的には無効にする場合が多いのが実情です。
SELinuxの動作モード
Enforcing : SELinux機能は有効でアクセス制御も有効
Permissive : SElinuxはwarningを出すが、アクセス制限は行われません
disabled : SElinux機能・アクセス制御ともに無効
①現在のSELinuxの状態

②[permissive]モードへの切り替え

③[enforcing]モードへの切り替え

④SELinux を完全に無効化する場合は、以下のようにカーネルコマンドラインに selinux=0 を追加して再起動が必要です。

※ SELinux 有効に戻す場合は以下 (変更後は再起動)

3.システムの最新化

OSインストール直後にはできるだけ早期にパッケージのアップデートを行います。

4.セキュリティ対策のため停止するサービス

次の不要と思われるサービスを停止します。

5.リポジトリーの追加

5.1 EPEL repository 及びepel-next repositoryを追加
5.2 Remi's RPM repository を追加

6.ネットワークの設定(コマンドラインで設定の方法)

6.1 ホスト名の変更

試しにホスト名をLepardに変更します

6.2 固定IPアドレス設定

OSインストール時にデフォルトの DHCP による IP アドレス取得の設定になっている場合は、必要に応じてネットワークの設定を変更し固定IPアドレスにします。

先に自ネットワークインターフェースの名称を下記コマンドで調べる
今回は「ens160」である

Oraclelinux8ではnetwork-scriptsにあったifcfg-xxxファイルを書き換えて変更できましたが、Oraclelinux9ではifcfg形式は非推奨で、デフォルトでは、NetworkManager はこの形式で新しいプロファイルを作成しなくなりました。「nmcli」コマンドで変更します。
固定IPv4アドレスを「192.168.11.83」に変更します。

7.ネットワークの設定(GUIで設定の方法)

7.1 固定IPアドレス設定

OSインストール時にデフォルトの DHCP による IP アドレス取得の設定になっている場合は、必要に応じてネットワークの設定を変更し固定IPアドレスにします。今回はネットワークインターフェースの名称「ens160」である

IPv4設定のアドレスを変更する

TABキーで一番下まで移動しOKをクリック

7.2 ホスト名の変更

試しにホスト名をLepardに変更します

8.Vimの設定

①Vim拡張機能のインストール

②Vimの適用と反映

③ユーザー固有環境として Vim の設定

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