RSA 公開鍵暗号方式を用いた認証によるSSH接続
公開鍵、秘密鍵ペアの作成
OpenSSH 使って Linux サーバに接続するユーザの公開鍵と秘密鍵のペアを作成します。
鍵ペアの作成は ssh-keygen をを使います。
今回はSSH プロトコル Version 2 で利用する RSA 暗号を利用した鍵セットを作成します。
公開鍵と秘密鍵のペアの作成はリモートログインするユーザ権限(huong)で実行します。
作成先・ファイル名を指定しなければ、 /home/huong/.ssh/ に id_rsa, id_rsa.pub が作成される。 途中、鍵用のパスワードも入力する。
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# su - huong huong@debian:~$ /usr/bin/ssh-keygen -t rsa Generating public/private rsa key pair. Enter file in which to save the key (/home/huong/.ssh/id_rsa): Created directory '/home/huong/.ssh'. Enter passphrase (empty for no passphrase): Enter same passphrase again: Your identification has been saved in /home/huong/.ssh/id_rsa. Your public key has been saved in /home/huong/.ssh/id_rsa.pub. The key fingerprint is: SHA256:h+n+FWsQ+lyU5iBaBPpm5GjKSCITCC/+RrUFptlyqjA huong@Lepard The key's randomart image is: +---[RSA 2048]----+ |. o... | |o. =... . | |+ .+.+..o o + | |.o ==oo = * | |Eo oo.* S o + | |==+o o . + o o | |..oo . o + | | . . o | | ... | +----[SHA256]-----+ $ chmod 700 ~/.ssh $ cat ~/.ssh/id_rsa.pub >> ~/.ssh/authorized_keys $ chmod 600 ~/.ssh/authorized_keys |
Winscpなどを利用し、秘密鍵 (~/.ssh/id_rsa) を Windows の適当な場所に保存する。
Winscpを起動する
Host name : サーバーのIPアドレス
Port number : SSHポート
User name : サーバーのログインユーザー
Password : 同上ユーザーのパスワード
を入力し、「Save」
Site name : 任意の名前
「OK」クリック
該当サーバーを確認後、「Login」クリック
下記画面が出れば「Update」クリック
Passwordの欄にはログインユーザーのパスワード
接続されると、右欄サーバー側、左欄PC(Windows)側になる。
サーバー側の/home/huong/.ssh 配下にある「id.rsa」を左欄Windowsにドラック&ドロップして保存する
SSH 設定ファイルの編集
パスワード認証をできないようにするため、 SSH 設定ファイルを編集する。
今度は一般ユーザではなく、 su - で rootになり行う。
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$ su - Password: # vi /etc/ssh/sshd_config # 57行目あたり #PasswordAuthentication yes ← 行頭の#削除してコメント解除し、下記に変更 PasswordAuthentication no # systemctl restart sshd |
Tera Termでの接続方法
Tera Termを起動し、「File」メニュー「New connection」
Host : サーバーのIPアドレス
TCP port : SSHポート番号
次のセキュリティー警告が出た場合「Replace....」にチェックを入れ「Continue」
User name : ログインユーザー名
Password :公開鍵、秘密鍵ペアの作成で指定したパスワード
「Use RSA/DSA....」にチェックを入れ、「Private key file」の欄には先ほどwindowsに保存した「id_rsa」を指定する
PuTTYgen を使った秘密鍵の作成
Winscpを起動し「Tools」からRun Puttygen を起動する
該当サーバーを選択
Loadをクリック
[ ファイルを開くダイアログ ] が開くのでファイルの種類を [ All Files (*.*) ] に変更して Linux サーバから転送した秘密鍵 id_rsa を読み込みます。
パスワードは上記「公開鍵、秘密鍵ペアの作成」で設定したパスワード
Private key file をwindowsに保存する、ファイル名は「id_rsa.ppk」とする
該当サーバーを選択し、「Edit」クリック
「Advanced」をクリック
「Authentication」を選択し、「Private key file」の欄にはwindows保存した「id_rsa.ppk」ファイルを指定する
「Save」をクリック
「Login」をクリック
パスワードは上記「公開鍵、秘密鍵ペアの作成」で設定したパスワード
Tera Termで接続する場合は以下のように
「Use RSA/DSA/ECDSA/...」の欄にはwindowsに保存した「id_rsa.ppk」を指定する