OracleLinux8.10

OracleLinux8.10

OracleLinux8.10 ; OSインストール、初期設定

OracleLinux8.10 インストールOracle Linuxは、Red Hat Enterprise LinuxやCentOS Linuxに代わる100%アプリケーション・バイナリ互換性のある選択肢を提供し、ハイブリッド環境とマルチクラウド環境の両方に対応しています。2006年以降、Oracle Linuxは完全に無料でダウンロードして使用できます。ソースコード、バイナリ、アップデートは無料で提供されます。自由に再配布可能です。本番環境での使用は無料です。今回は、Vo.8の最新アップデートされたOracle Linux8.10(2024年8月29日リリース)で進めていきます。Oracle Linux8.10 のインストールイメージ(OracleLinux-R8-U10-x86_64-dvd.iso )は下記サイトからダウンロード可能https://www.oracle.com/linux/以降インストールについてはOracleLinux8.8と同様ですので下記ページを参照してください。
OracleLinux8.10

OracleLinux8.10 ; SSH接続設定 , ファイアウォール , NTP サーバー

1.SSHによるリモート接続の設定ここではデフォルトの設定を変更してssh接続のセキュリティを高める設定を行います。1.1 SSHサービスの設定ファイル変更SSHサービスの設定ファイル"/etc/ssh/sshd_config"を変更します2.ファイアウォール(firewalld)の設定方法Oracleではファイアウォールはfirewalldがデフォルトに設定されており、OSインストール時に有効になっています。「firewalld」について簡単に説明すると、通信制御のポリシーを設定する場合、事前に定義されたゾーンに対して通信の許可・遮断ルールを適用し、そのゾーンを各NIC(ネットワークアダプタ)に割り当てていくという方式になっています。
OracleLinux8.10

OracleLinux8.10 ; 公開鍵暗号方式を用いた認証によるSSH接続

公開鍵暗号方式を用いた認証によるSSH接続 公開鍵、秘密鍵ペアの作成OpenSSH 使って Linux サーバに接続するユーザの公開鍵と秘密鍵のペアを作成します。鍵ペアの作成は ssh-keygen をを使います。公開鍵と秘密鍵のペアの作成はリモートログインするユーザ権限で実行します。作成先・ファイル名を指定しなければ、 /home/(ユーザ名)/.ssh/ に id_ed25519, id_ed25519.pub が作成される。 途中、鍵用のパスワードも入力する。
OracleLinux8.10

OracleLinux8.10 ; FTPサーバ , Sambaでファイルサーバー

1.FTPサーバ インストール1.1vsftpdインストール# dnf -y install vsftpd1.2vsftpd の設定編集前の vsftpd.conf を .bak を付けて保存# cp /etc/vsftpd/vsftpd.conf /home/huong/vsftpd.conf.bak2. vsftpd SSL/TLSVsftpd を SSL/TLS で利用できるように設定します2.1 自己署名の証明書を作成Let's Encrypt 等の信頼された正規の証明書を使用する場合は当作業は不要です3. Sambaでファイルサーバー導入ユーザー認証が必要なアクセス権付ファイルサーバーをSambaで構築します。導入手順①ユーザー認証が必要なアクセス権付の共有フォルダーを作成②アクセス可能なグループ作成③アクセス可能なグループに属するユーザー作成④設定ファイル編集
OracleLinux8.10

OracleLinux8.10 ; WEBサーバー(Apache)インストール

1.Apache2のインストールとバーチャルホスト設定1.1 Apache2インストール①httpdをインストール2. CGIスクリプトの利用確認①CGIの利用可確認3. PHPのインストールと設定3.1.PHPインストール①インストール
OracleLinux8.10

OracleLinux8.10 ; Clamav ( アンチウィルスソフト ) , メールサーバー インストール

clamav ( アンチウィルスソフト )のインストール1.Clam AntiVirusインストール# dnf -y install clamav clamd clamav-update2.Clam AntiVirus設定ファイル編集メールサーバー インストール1. Postfixのインストール1.1 インストールPostfix をインストールして SMTP サーバーを構築しますMail サーバー : Postfix + Clamav + clamav-milter+SpamAssassin1.メールのリアルタイムスキャン①clamav-milterインストールClam AntiVirusを使用してメールサーバー側でメールに対するウイルスチェックを行う。メールサーバーとClam AntiVirusとの連携はclamav-milterを利用して行なう。
OracleLinux8.10

OracleLinux8.10 ; SSL証明書 ( Let's Encrypt ) , Apache/Mail サーバー SSL/TLS

1.SSL証明書を取得する ( Let's Encrypt )最新のopen sslをインストールしておく# dnf install openssl-devel1.1 事前準備1.パッケージ管理システムSnappyインストールLet’s EncryptのSSL証明書発行ツール「certbot」は2021年以降は「snap」を利用したインストールが推奨されていますので、まずSnapdをインストールします。(dnfまたはyumでの従来の方法でもインストールできます)1.2 証明書の取得# certbot certonly --webroot -w /var/www/html/[FQDN] -d [FQDN]初回のみメールアドレスの登録と利用条件への同意が必要受信可能なメールアドレスを指定2. Apache のhttps 化3. Mail サーバーにSSL/TLS(Let's Encrypt) の設定3.1 メールサーバー用証明書の取得メールサーバー用の証明書を取得するが上記と同様の方法では取得できないので「--standalone」オプションをつけて下記のようにしても失敗する。
OracleLinux8.10

OracleLinux8.10 ; MySQL8 , WordPressインストール

MySQL8 インストール# dnf -y install mysql-servercharset.cnf 下記の内容で新規作成#vi /etc/my.cnf.d/charset.cnf # デフォルトの文字コードを設定 絵文字等 4 バイト長の文字を扱う場合はutf8mb4 [mysqld]character-set-server = utf8mb4 [client]default-character-set = utf8mb4WordPressインストール1. Word Press 用のデータベースを作成例としてデータベース[wp_db] データベースユーザー[wp_user] パスワード[?W123456]とします
OracleLinux8.10

OracleLinux8.10 ; SURICATA インストール

SuricataSURICATA IDS/IPSはネットワーク上の通信を監視し、不審なトラフィックを検知するオープンソースのIDSです。基本的な仕組みはシグネチャ型であるため、あらかじめ設定した不正な通信を検知できます。また、Suricataは検知だけでなく防御も行えることが特徴です。1.事前準備①EPEL リポジトリをシステム上で有効化する
OracleLinux8.10

OracleLinux8.10 ; SNORT3 インストール

SNORT3 インストールSnortは、IPネットワーク上でリアルタイムのトラフィック分析とパケットロギングを実行できるオープンソースのネットワーク侵入検知システムです。「プロトコル分析」「コンテンツ検索」「マッチング」を実行でき、「バッファオーバーフロー」「ステルスポートスキャン」「CGI攻撃」「SMBプローブ」「OSフィンガープリント試行」「セマンティックURL攻撃」「サーバメッセージブロック探査」など、さまざまな攻撃検出に使用できます。1.事前準備①CodeReady Red Hat リポジトリを追加し、必要なソフトウェアをインストールする
OracleLinux8.10

OracleLinux8.10 ; Tripwire , Chkrootkit , Logwatch , DiCE , ディスク使用率チェックスクリプト

Tripwire1.ダウンロード、インストール# cd /usr/local/src# wget https://rpmfind.net/linux/epel/8/Everything/x86_64/Packages/t/tripwire-2.4.3.7-16.el8.x86_64.rpm# rpm -Uvh tripwire-2.4.3.7-16.el8.x86_64.rpm2.パスフレーズ設定サイトパスフレーズとローカルパスフレーズを設定するChkrootkitchkrootkitというrootkit検知ツールを導入して、rootkitがLinuxサーバーにインストールされてしまっていないかチェックする。chkrootkitは、以下のコマンドを使用してチェックするため、コマンド自体がrootkitを検知できないように改竄されてからでは意味がないので、Linuxインストール後の初期の段階で導入しておくのが望ましい。【chkrootkitが使用するコマンド】awk, cut, echo, egrep, find, head, id, ls, netstat, ps, strings, sed, unameなお、chkrootkitが検知できるのは既知のrootkitのみであり、新たなrootkitの検知はできない。
OracleLinux8.10

OracleLinux8.10 ; システムのバックアップとレストア

1.Webサイトデータバックアップ1-1./var/www/html配下のバックアップ①バックアップスクリプトファイルの作成2.MySQLデータベースバックアップ①バックアップスクリプトファイルの作成3.html配下のバックアップファイルの復元① HTML バックアップファイルを「/(ルート)」ディレクトリへ格納4.Mysqlバックアップファイルの復元①DB バックアップファイルを任意のディレクトリに保存し、(例では「/var/www/backup/db_bak」ディレクトリです)データを解凍