MX Linux : インストールから日本語環境構築まで

MX Linux
MX LinuxはDebianのstableをベースにしているため、パッケージの安定性が高いです。
MX Linux(xfce)はかなりの軽量さを誇り、動作も安定しています
またahs版(adaptive hardware support)では最新のハードウェアサポートも充実しており、NVIDIAドライバや最新CPUのサポートが早いです。
MX LinuxにはMX toolsという便利なツール群が用意されています。これらのツールは、システムの管理や設定を簡単に行うことができ、特に初心者やLinuxに不慣れなユーザーにとって非常に便利です。
また、MX Linuxではsystemdとsysvinitの切り替えが容易に行えます。
デフォルトではsysvinitが使われており、非常にメモリ消費が少なく、限られたリソースの環境でも快適に動作します。
機能が豊富なsystemdがないと動かない場面もありますのでMX toolsの「systemd切り替えツール」を使うことで、簡単にsystemdに切り替えることができます。
インストールイメージをダウンロード
MX Linux公式ページよりインストールイメージ "MX-23.6_x64.iso" をダウンロード

ダウンロードしたMX-23.6_x64.isoをrufus等起動ディスク作成ソフトでUSB起動ディスクを作成し、PCのBIOSをUSB起動ディスクから起動するよう変更する。
インストール
インストール起動画面で一番上のメニューを選択しENTER


ライブ起動後の初期画面でデスクトップ上のインストーラーを起動

キーボードを日本語に変更 [Change Keyboard Settings]をクリック

日本語キーボードレイアウトの選択
[+]ボタンをクリック






インストールパーティションの設定
[Regular install using the entire disk]を選択(ディスク全体を利用し、自動パーテーション)し、[Next]をクリック

パーテーション作成の確認で[Start]をクリック

インストールが進みます


ロケールとタイムゾーンを指定
それぞれの入力欄をクリック

Locale : 日本-日本語
Timezone : Asia Tokyo
にし、[Next]をクリック

ログイン用のユーザーとパスワードを指定する
Root (Administrator)Accountにチェックを入れルート(スーパーユーザー)のパスワードを設定する
[Next]をクリック

インストールが進みます

インストールが完了すれば[Finish]をクリック

再起動します
[Please remove the disk---------]が表示されれは、USBインストールディスクを抜いてEnter

初期設定 アップデート
MX Linuxの起動画面で一番上のメニューを選択し、Enter

ログインユーザーのパスワードを入力し、[Login]をクリック

左欄で緑色になっているのはアップデートがあるということですのでクリックし、アップデートする


認証画面が出ますのでログインユーザーのパスワードを入力し、[認証する]をクリック

アップグレードが進み最後に[Y]を入力

いずれかのキーを押してアップグレードを完了する

初期設定 日本語環境設定
Welcome画面の[通常のアプリ]をクリック

下にスクロールし、[言語]を展開する

Japanese関連のパッケージにチェックを入れる(fcitx,ibusのいずれか一方にする、今回はfcitxを選択した)
[インストール]をクリック

認証画面が出ますのでログインユーザーのパスワードを入力し、[認証する]をクリック



有効化するために再起動


下図のように[入力メソッド]タブにキーボードが表示されていれば正常です
[全体の設定]タブに切り替える

日本語変換のオン/オフを切り替えるキーの設定
標準ではcntl+spaceキーとWindowsにある全角/半角キー
変更するにはいずれかをクリックして好みのキーを押して設定



以上でMX Linuxインストールから日本語環境設定まで済みました。
ウイルスソフト(Clamtk)、ウェブブラウザ(Chrome)等をインストールする場合はWelcomeメニューの[通常のアプリ]からインストールできます。