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CentOS7.6インストール(Linux 専用機のPC を使用する)
本ページでのインストール環境は次の通りです。
①CUIにてインストール
CUI:コマンド入力による操作
GUI:Windowsのようにグラフィカルな画面での操作ができる
②Linux 専用のPC を使用する
Virtualbox、VMware Playerを利用してWindows PCにインストールすることもできますが、今回は割愛します。
1. CentOS7.6 ダウンロード
CentOS8.0がリリースされ公式サイトからはCentOS7.6はダウンロードできなくなっています。
少し手間がかかりますが、公式サイトの中をたどっていくと深いところにまだダウンロードできるサイトが紹介されていますのでイライラせずにダウンロードして下さい。
①CentOS公式サイト https://www.centos.org/ へアクセスすると次の画面になる
もし、見つからない場合は、https://vault.centos.org/7.6.1810/isos/x86_64/ へアクセ
スし、CentOS-7-x86_64-DVD-1810.iso をダウンロードして、DVD書き込みソフトを利用し
て、インストールメディアを作成してください。
このページの背景色がオレンジ色の「Get CentOS Now」をクリックした画面を下にスクロールしていくと、次のような画面になるので黄色矢印で指定している「then click here」をクリックする
すると次のような画面になる

下の方にスクロールすると次のような画面になるので。赤矢印で指定しているVersion7.6の「tree」をクリックする

すると次のような画面になるので、赤矢印で指定の箇所「isos /」をクリックする

クリックすると次のような画面になるので赤矢印で指定の「x86_64 /」をクリックする
クリックすると次のような画面になるので、赤矢印指定の「CentOS-7-x86_64-DVD-1810.iso」をクリックする

すると次のような画面になるので赤矢印指定のアドレスをクリックする

クリックすると次のような画面になるので、赤矢印指定の「7.6.1810 /」をクリックする

クリックすると次のような画面になるので、赤矢印指定の「isos /」をクリックする

クリックすると次のような画面になるので、赤矢印指定の「x86_64 /」をクリックする

クリックすると次のような画面になるので、赤矢印指定の「CentOS-7-x86_64-DVD-1810.iso」をクリックすると、やっとファイルがダウンロードできます

2. CentOS7.6 インストールディスクディスク作成
上記でダウンロードしたCentOS-7-x86_64-DVD-1810.isoをDVD に焼きます。
お持ちのライティングソフトをご利用下さい。もし無ければVectorにて配布の無料ソフトもあります。
インストールディスクができあがれば、次にDVDから起動するようPCのBIOS設定を変更して下さい。
今回はこの方法をご存じのこととして進めます。
もし方法が判らなければネットに情報があふれていますので「DVDから起動するようPCのBIOS設定」で検索すればいろいろと出てきます。
3. CentOS7.6 インストール
インストールディスクをDVD-ROM ドライブへ入れ起動します。
3.1 インストール初期画面
すると次のような画面になりますので、一番上の「Install CentOS 7」キーを押して「② 言語の選択」に進んで下さい。
CentOS7 は、NIC をデフォルトで「eno1」や「eno2」等になりますが。従来のCentOS 6 系で利用されていた「eth0」や「eth1」を利用するためには上記画面が表示されたら「Tab」キーを押します。
すると、次のような表示が出ます。
上記表示の最下欄を次のように変更する
3.2 言語の選択
次の言語選択画面を下の方にスクロールし「日本語」を選択し「続行」をクリックします。
3.3 「ネットワークとホスト名」設定
続いて、次の画面にて
①「IPv4のセッティング」のタブをクリック
②方式を「手動」にする
③追加をクリックする
④「IPアドレス」、「ネットマスク」、「ゲートウェイ」を入力
IPアドレス:お使いのルーターにより違いますがたとえばルーターのIPが「192.168.11.1」なら
「192.168.11.#」の「#」部分に任意に数字を指定する
ネットマスク:255.255.255.0
ゲートウェイ:基本的にルーターのIPを指定(「192.168.11.1」もしくは「192.168.1.1」が多い)
⑤[DNSサーバー」を入力
プロバイダーから指定されているプライマリDNSまたは、ルーターアドレスを入力
※ 「CentOS7.6でサーバー構築前の準備」を確認し、入力して下さい
続いて次の画面で「IPv6 のセッティング」を行う
3.4 「日付と時刻」設定
3.5 「ソフトウェアーの選択」設定
♦ハードウェアモニタリングユーティリティ
♦パフォーマンスツール
♦Perl-Web 向け
♦互換性ライブラリ
♦開発ツール
3.6 「インストール先」の設定
次の「インストールオプション」画面が表示された場合
(表示されない場合「3.7 インストールの開始」に進んで下さい)
インストール先に指定したディスクに何らかのシステムかファイルが入っており使用済みであると認識されています。この場合は下記画面のように、「領域の確保」をクリックします
3.7 「インストール」の開始
設定後、画面の左上にある「完了」をクリックします。
rootパスワードが設定されると、設定画面の「ROOTパスワード」項目が「rootパスワードは設定されています」に変更されます。
root とは、Linux のシステム管理者アカウントになり、絶対的な権限を持つユーザーです。
root パスワードが漏洩した場合、パスワードを入手したユーザーは、無制限にシステムがアクセス出来るため、慎重にパスワードを設定する必要があります。
パスワードはrootと同様に複雑で推測されにくいものをお勧めしますが、インストール後に変更できますので一旦、覚えやすいパスワードを設定しても問題ありません
「パスワード」の強度が表示されます。パスワード強度が「強力」になったら、「完了」をクリックします
下図のように画面下に「完了しました!」と表示されれば、CentOSのインストールは完了です。「再起動」をクリックし、再起動を行います。
再起動中の起動画面は以下のようになります
このままの状態で自動的にCentOSが起動します。CentOSが起動すると、下記のように「ホスト名 login:」が表示されます。
先ほど作成した一般ユーザーのユーザー名とパスワードでCentOSへログインしてください。
bashのプロンプト”$"が表示されれば、ログインは完了です。
ここまでCentOS7.6のインストールを紹介してきました。
コンソールにログインができる状態になれば、インストールのステップは完了です。インストールが完了すれば、SSHなどのリモート接続でWindowsなどから操作ができますので、コンソールを利用するのは基本的にここまでになります。